私が選択するのは以下のうち

・「原発ゼロシナリオ」
・「原発15シナリオ」
・「原発20−25シナリオ」

「原発ゼロシナリオ」です。


・私が原子力発電所を速やかに全廃するシナリオを選んだのは、福島事故でこの国に原子力発電所を安全合理的に運営出来ないことがはっきりしたからです。
さらに事故後誰も責任を取らないどころか、スピーディーの情報隠しやマスコミを使った情報印象操作の氾濫など、およそ先進国とは思えない状況が続き、政府もまともに対応出来ませんでした。
佐賀県でのやらせ問題や、大飯原発再稼働時の警報の報告の遅れなどなど、現実に事故が起きたことに対する原子力を運営している人達の現実認識の甘さや、市民に対するデリカシーの無さなどは、「これからは安全に気を付けて厳しく運営します」などど言われても信用など出来るはずがありません。

・電気は足りています。省エネももっと出来ます。原発が作る電気はいりません。
・高速増殖炉の実現の見込みが立っていない以上、核燃料サイクルは破綻しています。無駄なプルトニウムを作り続け、国際安全上の危険を自ら作り続ける愚はもうやめて下さい。

・事故前に原子力が賄っていた電力が全体の30%と言われています。省エネで10%、自然エネルギーで10%、火力を10%増強。
これで原発はいらなくなります。自然エネルギーはもっと増やせていけるでしょう。省エネもこれから人口が減っていくのですからもう少しポイントを増やせるはずです。
しばらくの間の火力の増加による燃料費のコスト高は仕方ないです。その分の値上げは納得出来ます。

・電力会社の経営の在り方の見直しをするべきです。今のままでは事故を起こした体質を温存させています。
国会事故調査委員会でも「過去に遡り事故を生んだ体質を問題とする」といった言葉が出ました。