和音その2


和音の続きです。今回は実際にギターで音を出しながら響きの違いを感じていきましょう

まず前回やったものと同じ「ド、ミ、ソ」と「ド、ミ♭、ソ」で長和音と短和音の違いを聴きましょう





長和音を何度か弾いて音をよく聴いてから短和音の方を弾いてみて下さい
響きの違いが分るでしょうか?短音階の方が陰鬱な感じがします


ではこんどはこちらを弾いてみて下さい



どんな感じがするでしょうか?綺麗な音でしょうか?妙な音でしょうか?
おそらく「変な音だなー」と感じるかと思います。
これは第5音である「ソ」が「ソ#」になっているためです。長和音で第5音は根音から数えて完全五度(全音3個と半音1個)でなければなりませんが、それが半音上がり増5度になってしまうといきなり変な音になります。


では次にこれを弾いてみて下さい



今度は「ド」が#です。いかがでしょう?変な音ではないと思います。どんな音程になっているか数えてみましょう。
根音「ド#」、第三音「ミ」、第5音「ソ#」です。

「ド#」と「ミ」の間は短3度。「ミ」と「ソ#」の間は長3度です。なのでこれは短和音になります。

和音は微妙なバランスの上に成り立っているのがわかるでしょうか?
どこか一つの音が半音変わるだけで響きがまるで違ってしまいます。そして変な響きの和音も一つ半音ずらすと良い音になったりします。曲の練習の時にはメロディーだけではなく和音もよく見て下さい。



高い方の音でもやってみましょう。「ド」の長和音と短和音です




他の音でも。「ラ」の短和音と長和音




「ミ」の短和音と長和音




所々ポジション表の音が欠けていてすいませんでした。エクセルで作ってPDFで保存。その後JPGに変換と面倒くさい事してるんですがその過程で欠けが出ちゃいます。

次回はいよいよメロディーに和音を付ける事をしてみましょう。
と言っても本格的な作曲作業ではないです。

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