リズム

今回は実際にリズムを取ってみましょう。楽譜と合わせてリズムを鳴らすMP3を張りますので一緒に音を出しましょう。
「楽譜再生MP3」というリンクをクリックして下さい。ギターを出してください。手拍子でも構いません。

先ずは超基本の4/4拍子。最初に4拍分リズム音が鳴ります。
※後日更新:各小節の頭が分かるように、1拍目の音を変えました。

楽譜再生MP3

楽譜に「4分音符=80」と書いてあります。これはメトロノームでのテンポです。
ちなみにこの数字は1分間に鳴る回数です。なので「60」とあったら1秒間隔で鳴っていることになります。
今回は80なので1秒よりちょっと速いくらいです。

おそらくさほど難しくはないと思います。上手くいかない人は出てくる音だけ聴かないで、自分自身もリズムを取って下さい。
ギターは両手は塞がりますが、両足と首は自由です。最初のリズム音でリズムを取って始めると合いやすいです。


では次をやって見て下さい

楽譜再生MP3

さて出来ましたか?「これくらい問題ない」という人もいると思いますが、「先ほどより難しい」と感じる人結構いると思います。

実は遅いテンポの方がリズムを取るのは難しい
速い曲を颯爽とかっこよく弾くのは確かに難しい場合が多いです。しかし遅い曲もまた難しいのです。
この場合の難しさは指の動きではなく、リズムキープやいかに「素敵に聴かせるか」という音楽的な難しさです。

で、この遅いテンポで上手く行かない人は下の様に考えてないでしょうか?


人間はそうそうコンマ何秒を狙って、それを何度も成功させることが出来るものではないです。
音を出す箇所と箇所の間を上手く感じなければいけません。色々と説明の仕方はありますが以下のイメージではどうでしょう?

実際には音は出さないのですが、次の音までを半分に割ってそこに一つ音を感じてみます。
ちなみにのこの箇所を「裏拍」と言います。リズムを取る時にはとても大事な部分です。


今度は3拍子をやってみましょう

楽譜再生MP3

人によっては4拍子よりもせわしなく感じるようです。単純に1拍少ないのでその分早く次が来る感じですね。
これは慣れの問題です。普段自分たちが耳にする音楽は4拍子の物が圧倒的に多いので、3拍子に慣れてないのです。

よく日本人は「3拍子が苦手」と言いますね。これについては、曰く「農耕民族である日本人に染みついた作業の仕方が、おいっちにい、おいっちにい、の4拍子(2拍子)だから」、「狩猟騎馬民族の西洋人はパッカパッカパッカ、パッカパッカパッカの3拍子に慣れているから」とか言います。

まあ、こういうのは何とでも言えそうなのですが、明治以降日本が西洋化していく過程で、日本に西洋の音楽を普及させるのに貢献した作曲家達が作った曲が日本の歌として無くてはならない物になっています。その中の代表的なものに3拍子の歌が多いのは面白いです。
ちなみに「ふるさと」、「海」、「赤とんぼ」などです。いずれも日本の歌のビックネームですが音楽の内容は西洋音楽ですね。
そして3拍子です。


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