エスタシオネスギターカルテットコンサートの模様
国立「せきやホール」2005年11月27日
毎年恒例となって行きそうな「せきやホール」でのカルテットのコンサートが、先月27日に行われました
今回も定員オーバーの満員でした。来て下さった皆さん本当にありがとうございました
来年はもう少し大きな所にしないといけないかも
今回は前半にカルテットのメンバーによるデュオから始めたのですが、その前にちょっとした趣向を、、、
先ず全員が挨拶もせずに出てきて、いきなり弾き始めるのですが、「途中で携帯電話を鳴らしなさい」
と楽譜に指示のある現代曲をやりお客さんの笑いなどを取って始まりました
3rdの青木君が爆笑物の名演?をしてくれたんですが写真無しです(T
T)すいません
で、デュオを青木&日方から。
愛する母(ポンセ)、嘆き(ピシンギーニャとモライス)、幻想曲Op54(フェルナンド・ソル)
最後にファンの方からの強い要望でシューベルトのセレナーデ(韓流ドラマ版)で締めくくりました
野島&柳です。ソルの大曲一本で行こうと思ってましたが、先に2曲軽めの曲をやりました
Song For James(山弦)、ペニーレイン(ビートルズより)、ロシアの思い出Op63(フェルナンド・ソル)
「ロシアの思い出」はソル最晩年の大曲で、イントロ・テーマ・変奏・コーダとソルに良くある構成ですが
テーマの途中でギター曲では珍しく、はっきりした4声で書いて弦楽4重奏を意識していたり
イントロ・テーマ・変奏に見えるロシア風の陰鬱さや、コーダにもロシア風の踊りを意識した様な、
単純なリズムの繰り返しで盛り上げたり、と意欲的な作品で、古典からロマン派への移りもうかがえます
後半のカルテットです。今回のプログラムは
オーバー・ザ・レインボー(Harold
Arlen)
ブランデンブルグ協奏曲第3番(J・S・バッハ)
1・Allegro 2・Adagio(カデンツア:永島志基作) 3・Allegro
エレクトリカル・パレード(ヴィヴァルディ風)
バントゥ&クイッカン(アンドリュー・ヨーク)
ブランデンブルグ協奏曲の2楽章のカデンツアは、我々の師匠である永島志基さん書下ろしです
それぞれのキャラクターに合ったソロパートを各自順番に弾き、最後の4thが終わると3楽章が始まります
とても素敵なソロであるだけでなく、メンバー各自がソロを引き継いでいく所は絵的にも好評でした
アンコールでは、ビートルズの「フール・オン・ザ・ヒル」の後に続いてシュトラウスの「ラデツキー行進曲」
ニューイヤーコンサートにはまだ早いんですが(笑い)お客さん側からの手拍子付きで大いに盛り上がりました
こっちも弾いててすごく楽しかったですね(^^)
去年が「イン・ザ・ムード」で手拍子が付いたので、来年も何か考えようと思います
あと、カルテットでのビックニュース。なんとCD録音に挑戦です!
と言っても、プライベート版なので普通のお店では売り出しません
3月に録音、5月頃には出来ると思います。現在録音内容を皆で検討中です
皆様これからもエスタシオネスギターカルテットをどうぞよろしくお願いします
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