短音階:練習

前回は説明だけだったので実際に色々な音で短音階を作ってみましょう。

短音階の音の並び
・自然短音階「全、半、全、全、半、全、全」

・和声短音階「全、半、全、全、半、全+半、半」

・旋律短音階「全、半、全、全、全、全、半」


前回は「イ」(ラ)から作る「イ短調」音階でした。
クラシックギターで一般に使われる事が特に多いのは「ホ短調」、「ロ短調」、「二短調」です。
それぞれ作ってみましょう。


ホ短調音階を作ってみましょう
自然短音階から

「ホ」は「ミ」です。分からない人は「長音階」のページの下の方で確認して下さい.

まず楽譜に「ミ」からオクターブ高い「ミ」まで書いてみます。
*今回譜面作成時に小節番号消すの忘れました
  ↓気にしないで下さい


このままでは「半、全、全、全、半、全、全」なので調整して、自然短音階にします。
どこを調性すればいいか分かりますか?ページの最初に書いた短音階の音の並びを見て下さい。

「ホ」の自然短音階


ギターでのポジション。いつものように同じ音なら他のフレットでもOKです。


これで「全、半、全、全、半、全、全」になりました。
自然短音階が出来れば後は簡単です。続けて和声短音階と旋律短音階を作ります。


和声短音階
和声短音階は自然短音階の第7音を半音上げたものです。なので「レ」に#を付けて半音上げます。


ギターでのポジション



旋律短音階
旋律短音階は和声短音階の第6音を半音上げて、6〜7間の「全+半」を解消したものです。
なので「ド」に#を付けて半音上げます。


ギターでのポジション



いかがでしたか?手順としては先ず#も♭も何も付けないで始めたい音からオクターブ上まで並べます。
そして自然短音階の並びと比べて、おかしな所を#や♭で調節します。
自然短音階が出来ればあとは第6、5音を上げれば和声短音階と旋律短音階が出来ます。

ここから先は答えをクリックして、別ウィンドウに出るようにしますので、先ず自分で考えてみて下さい。
五線紙に自分で考えた答えを書いてみてから、答えと照らし合わせてみて下さい。
ここまでが分かっていれば大丈夫だと思います。
ご注意:答えは楽譜のみです

ロ短調音階(「シ」の短音階)

自然短音階

和声短音階

旋律短音階


二短調音階(「レ」の短音階)

自然短音階

和声短音階

旋律短音階
ヒント:ナチュラル記号も忘れずに


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