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ちょこちょこと整理しました


最近の注目

署名募集中:私たちは国連「健康に生きる権利」特別報告者の勧告を歓迎しますNEW
昨年11月に来日し、福島原発事故後の人権状況を調査した国連「健康に対する権利」の特別報告者のアナンド・グローバー氏が、5月27日(現地時間)から開催される国連人権理事会(ジュネーブ)で調査内容を報告し、日本政府に対する勧告を発表しました。追加被ばく量1mSv以上の地域での健康調査の実施や、1mSvを下回るまでは帰還を強いるべきでないことなどを盛り込みました。
これって多くの日本人が知らないことですよね。日本はこと原発事故に関しては、海外から見たら完全に異常な国になっています。
「よそ者から余計な事言われる筋合いはない」なんて言いながら、一種異様な国と思われていくんですかね?



デモと原発についての自分の意見

・デモでは「原発反対」「再稼働反対」と言っています。しかしいわゆる「脱原発」を言う人達全員が「今すぐ原発全面撤退」を望んでいる訳ではないと思います。また原発云々よりも高濃度汚染地域に住む人を何とかしなければ、という人もいるでしょう。
色々な事を考えてとりあえずデモでは声を合わせて「再稼働反対、原発反対」と声を上げているのだと思います。

・自分は今あるものを直ぐに全廃炉か?と言われれば、「うーん」となってしまいます。
もちろん古い原発は色々と不安要素多いので、何か基準を決めて危ないものは運転しない、とする必要はあると思います。

それでも、どのみち原発は止めてていても燃料の冷却用電源が失われれば、福島のような事故につながる可能性があります。
今すぐ廃炉、と決めても中に入っている燃料を取出しそれを冷却し続けて、さらに原発プラントを取り壊すのには何十年と掛かるようです。
もちろん安全の為には運転を止めた方が良いに決まってますが、原発以外に産業がない地域はどうするのか?といった問題もあります。

それに被りますが、使用済み燃料(核廃棄物)の保管と処理の問題がありますから、今すぐ原発を全面撤退と決めても、放射性物質との付き合いは今後何十何百年と続くことになります。原発に反対しようがしまいが、自分たちは今後長い時間、原発と核廃棄物の取り扱いにお金を払い、何かある度にニュースに不安を感じる、という世界に生きているのですね。かなり気の長い話になるので、「今すぐ原発全廃」と本気で叫び続けることはそれはそれで危険かもしれません。冷静に何が出来るか?何を知る必要があるのか?を気長にウォッチしていく必要がありますね。
と、知った風なこと書いてますが、これからどうなっていくのか自分は分かりません。

自分が2030年までのエネルギー政策についてのパブリックコメントで送った文章。当然原発0%で送りました。

自分は事故後に電力会社、原子力行政、政府、マスコミがしっかり対応していたらここまで原発に不安感と反感を持つことはなかったです。
マスコミまで使った情報操作や各種の隠ぺいなどは別に原発に限ったことではないのでしょうが、あれは酷すぎます。
テレビは信用出来ず、訳が分からずに自分で情報を辿っていき、壊れたプラントに手をつけるのに20〜30年掛かり、事故現場を元通りにする事はおそらく出来ない、というのを知った時の絶望感は今でも忘れません。




発電、送電の分離の意見と電力会社の総括原価方式というもの

発電と送電を独占されていることのデメリットが良く分かる動画
テレビで放送されたものを録画して物の様です。計画停電時に機能していた自家発電し小売りを行う会社が送電線を使えず遅れる電気が送れなかった、という事が起きていました。他にも分離、自由化することのメリットも紹介しています。
停電率が高くなるのでは?という意見もありますが、日本人はその辺は結構きっちり出来るんじゃないかな?と思います。


総括原価方式とは?
一言で言うと「必要コストを全部料金に+アルファして上乗せして良い」ということです。

日本は電気の安定供給の為に電力会社が赤字を抱えて倒産したりしないように、料金制度を法律で保護しています。
と、聞くと何やら良い事の様に思いますが、この「必要コスト」というのが曲者の様です。

これは電力会社が直接発電とは関係ないお金の使い方や、回収の見込みの立ってない設備に使った経費も全て全部電気料金に入れて利用者(つまり私達)から取って良い事になっています。これには広告費、様々な見学施設、「もんじゅ」のように実用化出来ていない巨大設備なども含まれます。まるっきり回収の見込みの立たない物も「必要コスト+アルファ」として電気料金に上乗せ出来るのですから、無駄に作れば作るほど儲かる。という仕組みです。

その結果日本の電気料金は世界一高い物となり、国内製造業の伸び悩みに悪影響を与えていると言われています。
電気の地域独占、発電送電の独占に加えてどんなコストも料金に上乗せ、なんてことをやっている先進国は世界中で日本だけの様です。

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原発に反対したり福島の事故を検証している方々のサイト

原子力資料情報室
NPO法人として登録されている唯一?の原子力に関する情報と資料を公開し、原子力に疑問をもったり、反対する人たちに正確な知識を
持ってもらおう、という非常に真面目な団体。もともと科学者が立ち上げに関係しているので資料が豊富で読み物としても面白いです。
他様々な原発反対の機関とリンクしているのでポータルサイトとしても良いかも。


武田邦彦先生のブログ
原子力の専門家で中部大学に勤める武田先生のブログです。あくまで科学者、専門家として発言する、という方でいわゆる賛成、反対といったスタンスでは無いです。「科学者は現実のデータをそのまま言わなければならない」というスタンスなので、「皆安全とか危険とか言ってるけど本当はどうなんだろう?」と不安な方にはお勧めです。

小出裕章先生の非公式ブログ
原子力の研究者ですが長年原発に反対している小出先生の非公式ブログです。有志の方により小出先生のラジオなどで発言したものをYoutubeで紹介しています。文章にも起こされています。
福島事故の分析は非常に鋭いです。「影響ありません」「問題ありません」を繰り返す東京電力の発表に疑問を持たれる方は覗いてみると良いと思います。話し方は穏やかで理性的なので聞きやすいです。

脱原発入門講座
その名の通り原発をやめよう、というサイトです。単なる読み物としても面白い事が書いてあります。
特に「原発は地球を温暖化から救う?」、「原発を止めると電力不足?」のページは必見。

原発がどんなものか知って欲しい
実際の原子力発電所で働いていた平井憲夫さん(すでに逝去されています)の発言をまとめてあります。
重たい内容の部分もあるので気持ちに余裕のある時の方が良いかも。
この文章が原発反対関係者によるねつ造じゃないか?という意見もあるそうですが、仮にねつ造としても興味深い内容なので残します。

脱原発ポスター展
見ていて楽しい、様々なチラシ、ポスターをダウンロードして、セブンイレブンやコピーサービス店で綺麗にプリント出来ます
部屋に飾るもよし、厚紙に張ってデモに持って行くも良し

首都圏反原発連合
名前は物々しいですが、特定の政治団体や宗教などによらないデモを企画運営しています。
数万人集まった6月29日の首相官邸前のデモではヒートアップした参加者をなだめ、「今日のデモだけで原発が止まるわけではない」と冷静に諭し、すみやかに解散させた手腕は見事でした。

避難の権利ブログNEW
国際環境NGO FoEジャパンのブログですが、福島原発問題に特化しています。
デモの情報や署名や寄付など誰でも参加できる活動情報が豊富。その他にも最新の原発関連ニュースの更新も早いです。

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YOU TUBEの原発関係動画(最近ハマってます。色々と面白いです)
リンク切れになっているもの削除しました

高村薫さん:NHKインタビュー(残念、動画は削除されました下のリンクから書き起こしを読めます)
「マークスの山」などでミステリー好きにはお馴染の高村薫さんは「神の火」という小説で原発を取り上げていました。
作家らしい冷静な視点で今回の事故について語っています。全文も読めます

5月23日参議院行政管理委員会
小出裕章、後藤正志、石橋克彦、孫正義各氏が参考人として呼ばれ、原発行政の不備と次世代エネルギー政策ついて意見を述べ、質疑に応じています。大変興味深い内容です。全部で18ほどあるので長いですが全部面白かったですが、個人的に特に面白かったのは小出、孫氏の冒頭意見と、孫正義氏の質疑応答でした。

RCサクセション「ラブミーテンダー」反原発替え歌バージョン
「ラブミーテンダー」を「何やってんだ―」と忌野清志朗が歌います。最初は「ギャグか?」と思いましたが聴くにしたがって彼の真面目な姿勢がひしひしと伝わってきます。

ニュース解説 眼 12/15 ドイツ脱原発の背景
元々前政権から交代した時に「原発をまだ続けるべき」と言っていたドイツがどのような議論や過程を経て福島事故後に世界に向けて脱原発を宣言したのか、について解説しています。「これは技術やエネルギーだけの問題ではない」ということの様です。

「いのち」プロジェクト第11章「城南信用金庫 吉原毅氏」
同名のドキュメンタリー映画のためのインタビューをまとめたもので何章にも分かれています。
原発事故後取り上げられることが多い専門家や政治家の各氏にインタビューしています。

神保哲生「山本美香さんの訃報 ジャーナリストの行動原理」TBSラジオDig2012・8・21よりNEW
原発とは直接関係ないですが、久々に核心を突く言葉が聞けたので。
神保氏「こういう事件があると、なんであんな危ない所に行ったのか?という人がいますが、逆にどうしてそこが危ないと知っているんですか?と聞きたい。誰かが行って報じたから「危ない」と皆判断しているんです。行かなきゃわからないんことがあるから行くんです。」
この方も自分でネットにビデオニュースドットコム、という番組作ってフリーで活躍している方です。原発関連の情報では事故後信用できる情報源の一つですが、やはり真実を追求しようとする人のいう事は違います。


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本の紹介

玉川徹のそもそも総研 原発・電力編

テレビ朝日で放送された内容の書籍化です。自分は殆どテレビ見ないのですが、これは気にしていました。
単に原発の危険性を説くだけではなく、経済性面からも原発の抱える不条理さや、電力料金の決め方の不透明性などを訴えています。読みやすくて超お勧めです。

原発事故残留汚染の危険性:武田邦彦

事故後に早速出た本です。福島原発が爆発を起こし世間が混乱している時、真っ先に事故と事態の収束の責任が原子力保安院、安全院にあることをマスメディアで指摘していたのはこの人くらいだったのではないかな?
事故がどのようにして起こったのか分かりやすく書いています。

原子力ムラを越えて ポスト福島の新エネルギー政策:飯田哲也、河野太郎、佐藤栄佐久
原発を事故のリスクからのみではなく、いったい日本の原子力行政の本当の所はどうなっているのか?をまさにその現場にいる(いた)3名が語ります。原発の問題は危険性だけでは無い、ということが良く分かります。

権威と権力:なだいなだNEW
随分昔にに読んだ本です。原発には直接関係ありませんが、今、読み直すと改めて考えさせることの多い本です。
精神科医でアルコール中毒の専門医。作家であるなだいなださんの本です
なぜ私たちは「専門家」の言う事に弱いのか?、なぜ私たちは安易に「偉い人」の言う事を易々と受け入れてしまうのか?
あるいはまた、逆にむきになって反対する事があるのか?、自立した人間とは?、理想の価値は?。激しい言葉でなく静かに深く考える事を教えてくれる本です。

これら以外にもおもしろい本沢山出ています。ぜひ書店やアマゾンで気になったものを読んでみて下さい

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豆知識。よく言われている被ばく量の計算の仕方
国際基準では一年間に1ミリシーベルトまで。
ネットやテレビで出るデータは一時間当たりの被ばく量になっている物が多いです。

まず1年は何時間あるのか?簡単ですね。一日が24時間ですから×365として8760時間です。
一年1ミリシーベルトまでなので、1÷8760=0.0001(以下切り捨てました)ミリシーベルトが一時間当たりに被曝しても仕方ないレベルです。マイクロシーベルトμ(ミリの1000分の一)だと0.1です。

計算する
実際にはマイクロシーベルト(μ)でデータが出ている事が多いです。
仮に一時間当たり0.1マイクロシーベルト(放射線量のライブ中継やっている人達の平均がこれくらい)と測定されたとします。

0.1(測定値)×一年の時間8760=876マイクロシーベルト。ミリにするため1000で割ります。
876÷1000=0.876ミリシーベルトとなります。小数点の下のけたを切り捨てたので上記と違う数字になっています。

+内部被ばく
一時的な被爆でなく現在のように長期間、広範囲にわたって汚染されているの時は、呼吸、食べ物、水からも入るので×3くらいにはしましょう。上の数字0.876×3=2.628でした。

それらの合計を一年1ミリシーベルト以内にするべき、というのが国際基準ですので、東京もちょっと高いです。マスクしましょう。
実際にはもっとややこしい計算になるようですが、とりあえずと言う事で。
こういう時には「危険かも?」と思っていた方が安全です。

測定される放射線量は場所によって変わるわけですから、より低い放射線量の所へ行けば安全だし、高い所へ行ったらその分の被爆量が上がります。


多くの学者やアナウンサーがテレビで「大丈夫」とか「いや危ないんだ」と言っています。要するに正しい事はよく分からない、が実際になっています。とりあえず自分はテレビは信用しない事にしています。
自分で調べて計算した方がよっぽどすっきりするし納得できます。
放射線量はネットで出てる所ありますし、テレビの連動データからも得られます。簡単な計算なのでやってみましょう。